シャンソン愛

峰艶二郎(みね えんじろう)による、シャンソンについて綴るブログです。htmt-mth@ezweb.ne.jp

私の応援する催事

今週は私が応援する催事が目白押し。6月23日(木) 「ピアフとアズナブールの夜」 @銀座「蛙たち」 ミュージカルの世界に身を置かれるNAOMIさん、本坊綾子さん、オペラのご経験がある髙野ピエールさん、声優のレオンさんが、ピアフとアズナブールのシャンソン…

漫画「黄昏流星群」のシャンソン

岩見沢「シャンソン酒場People」の興奮が冷めやらぬなか、次ような漫画があるのを思い出しました。弘兼憲史の漫画「黄昏流星群」は、中高年の男女の恋愛を通じて、折り返し地点の人生をいかに生きるかというテーマを描いた短編作品群である。 その単行本の第…

岩見沢「シャンソン酒場People」

北海道岩見沢に「シャンソン酒場People」というお店があることは、数年前からネットを通じて知っていました。とはいえ「シャンソン」と銘打っても、シャンソンの店とは限りません。 ずっと気になっていたので、先日思いきって連絡してみたところ、マスター様…

パリのジャズ物語り

1994年10月に発売された雑誌『STUDIO VOICE』の特集は「パリのジャズ物語り」。 フランスのジャズの歴史について、多数の執筆者が寄稿している。シャンソンとジャズの関わりについても触れられていて、興味深く読んだ。まず触れておきたいのは、ジャズの発祥…

『シャンソンマガジン 2022年夏号』

シャンソン専門の定期購読誌『シャンソンマガジン 2022年夏号』(歌う! 奏でる! プロジェクト)に、寄稿しました。峰 艶二郎「3杯のカクテルグラスー越境の歌手・ダリダ」エジプトからフランスに渡って、シャンソンの歌姫として活躍したダリダ(Dalida)につ…

塚本邦雄とシャンソン

塚本邦雄とシャンソンネットニュースに、辻原登氏による 塚本邦雄『薔薇色のゴリラ―名作シャンソン百花譜』(北沢図書出版) の書評が載っていた(初出は2014年)。塚本邦雄は、短歌の歌人。戦後の現代短歌の巨匠である。作歌の技術力はもちろん、日本の古典か…

『がいこつ亭 107号』に寄稿しました

札幌在住の三神恵爾様が発行する個人文芸誌 『がいこつ亭 107号』 に寄稿しました。峰艶二郎「運命従順主義ーマルセル・ムルージ『エンリコ』を読む」今年生誕100年を迎えるシャンソン歌手のマルセル・ムルージが、1945年に書いた自伝的小説の書評です。 よ…

5月よりラジオ番組を持ちます

ラジオ番組『ラ・シャンソンー世界の音楽をあなたにー』この度、毎週土曜日18~19時にラジオ番組を持つこととなりました。 札幌在住の歌手、Singer Hiromi様よりお声をかけていただき、一緒にパーソナリティーをつとめます。 私が以前「シャンソンを後世に伝…

シャンソン歌手・あみ様のライブに行きました

苫小牧のシャンソニエ「カプリス」さんにゲスト出演されている、あみ様のライブに行ってきました。 あみ様とは、Facebookを通じてお話しさせていただいたりしておりましたが、実際にお会いするのははじめてでした。 諸事情で、1部で失礼してしまい申し訳な…

宇井あきら 作曲集

シャンソン歌手にして作曲家としても活躍した宇井あきら。大正10年、東京生まれ。武蔵野音大卒業後、NHKの専属歌手となり、オペラ歌手としても活躍する。 昭和28年、作曲家の高木東六のもとでシャンソンを学び、シャンソン歌手としてデビューし、歌手として…

ニッチクレコード「夜のタンゴ」

久々にSPレコードを買った。 ニッチクレコードから発売された、ドイツの女性歌手、ポーラ・ネグリの「夜のタンゴ」「今日幸せは来ない」。 ニッチクレコードは、コロムビアレコードが、昭和18年~21年にかけて使っていた社名なので、このレコードは戦時中に…

エッフェル塔の嘆き

「エッフェル塔の嘆き」1940年(昭和15年)6月、フランスがナチスドイツに占領されたのを、当時の日本人はどのように思っていたのか、を知りたいと思った。私が入手したのは、昭和15年9月発売の雑誌『カメラクラブ』(合資会社アルス)。これは写真に関する雑誌…

「Song Book 春のめざめ」を観に行きました。

「Song Book 春のめざめ」を観に行きました。札幌在住のシャンソン歌手・NAOMIさん主催のライブに伺いました。 ご出演は、八田朋子さん、レオンさん、ピアニストの平岡健一さん、アコーディオニストの田村賢太郎さん。八田さん、レオンさん、田村さんは、東…

追悼 仲代圭吾さん

シャンソン歌手の仲代圭吾さん、3月21日に逝去されたとのこと、ご冥福をお祈りします。私が最初の仕事を辞めて実家に敗走する車中で、仲代さんのCDをエンドレスで掛けたのが、まず思い浮かぶ。私の人生の1ページには、仲代さんのシャンソンが流れている。札…

田中綾先生が、拙著を紹介してくださいました!

2022.3.20.北海道新聞の日曜版に、文芸評論家の田中綾先生が、拙著『戦前日本シャンソン史』を紹介してくださいました。田中先生は、私の大学時代の恩師です。 私は高校時代から文学や古い音楽などが好きな「変わった子」でした。それゆえ、学校生活は馴染め…

「クミコ×藤澤ノリマサ シャンソンとポップオペラ」

「クミコ×藤澤ノリマサ シャンソンとポップオペラ」 を観に行きました。きっかけは、Twitterでクミコさんと知り合って、昨年開催した「高野圭吾展」の広報に多大なお心遣いを頂いたので、感謝を込めていつかコンサートに伺いたいと常々思っていたからです。 …

笠原三都恵様に訳詞を歌っていただきました

笠原三都恵様に、私の訳詞を歌っていただきました。笠原様とFacebookでお友達になり、YouTubeやライブ配信で、その歌声に触れました。 笠原様の歌声は、とてもインテリジェンス。まるで、学生街を歩きながら古本屋さんの軒先を覗くような、知的な気持ちにな…

小貫和子様とのご縁

小貫和子様とのご縁人と人との出会いを通じて、未知の世界へ導かれる、ということがあるようです。小貫様とFacebookで知り合い、色々なお話を伺うようになったのは、ここ一年くらいだと思います。小貫様は、長年に渡りシャンソンの歌い手として活躍されてい…

シャンソン歌手、ソワレさんのこと

最近、新宿でシャンソンを歌ってらっしゃるソワレさんが企画する「木曜日のシャンソニエ」という生配信動画が面白い。 現在、YouTubeやツイキャスなどのメディアで2週間おきくらい?で開かれている。これは、ソワレさんと、ピアニストのイーガルさんのお二人…

シャンソン歌手としての二葉あき子

シャンソン歌手としての二葉あき子昭和歌謡を代表する女性歌手、二葉あき子。 「夜のプラットホーム」や「フランチェスカの鐘」などの代表曲があるが、昭和28年から33年頃は、シャンソン歌手として紹介されることがあった。二葉は、大正4年に広島県で生まれ…

『戦前 日本シャンソン史』発売

完売しました。 『戦前 日本シャンソン史』発売この度、私が長年かけて研究していた、戦前の日本のシャンソンの歴史に関する本を自費出版しました。宝塚の「モン・パリ」「すみれの花咲く頃」、フランス映画の「パリの屋根の下」「巴里祭」、ヒット曲「サ・…

「シャンソンマガジン 2022年春号」

「シャンソンマガジン 2022年春号」が発売されました。北海道には15日に届くので、読むのが楽しみです。この度「セルジュ・ゲンズブール特集」に、拙いながら寄稿いたしました。お力添えくださった方々に、厚く御礼申し上げます。「悪童はセピア色の歌を聴く…

日本のシャンソンと渋谷系

異種婚礼ーシャンソンは「渋谷系」と結びつくか?1990年頃、日本には「渋谷系」と呼ばれる若者文化がありました。これは、渋谷にレコードショップが沢山あったことで、様々な音楽が若者たちの間で流行り、それがファッションなどにも派生したムーブメント(流…

島崎雪子

島崎雪子(しまざき ゆきこ)のこと以前「なんで芸能人ってシャンソン歌いたがるんですか?」と質問を受けたことがある。そのときは、上手いこと答えられなかったので、後日自分なりに調べてみると、あるサイトには 「芸能人のデビュー当時は若さで売ることが…

戦争忌避の歌ー『ボリス・ヴィアン シャンソン全集』

札幌在住の三神恵爾様が発行する個人文芸誌『がいこつ亭 106号』に寄稿しました。・戦争忌避の歌ー『ボリス・ヴィアン シャンソン全集』昨年刊行された 浜本正文訳『ボリス・ヴィアン シャンソン全集』(国書刊行会) の書評です。 ボリス・ヴィアンが遺したシ…

小津安二郎

「東京物語」などで知られる映画監督の小津安二郎は、昭和初期からシャンソンを愛聴していました。 彼が好きだったのは、ミスタンゲット「サ・セ・パリ」 ラケル・メレ「ヴァレンシア」 (Mistinguett「Ça c'est Paris」 Raquel Meller「Valencia」)というシ…

聞かせてよ愛の言葉を?

「聞かせてよ愛の言葉を」という、素晴らしいシャンソンがあります。 原曲は1930年(昭和5年)にフランスでレコード化した、リュシェンヌ・ボワイエの「PARLEZ MOI D'AMOUR」。 そして、昭和7年に日本でもレコードが発売されましたが、そのときの邦題は「甘い…

戦時下のシャンソン

敵性音楽ー戦時下のシャンソン昭和16年に太平洋戦争が始まると、日本で洋楽は駆逐されていく。 とはいえ、開戦当時はそれほどではなかったようだ。なぜならば、軍部が「明るく戦争を乗り切る」という方針を推奨していたからだ。国民に我慢を強いるよりも、明…

黒田進

「日本最初のシャンソン歌手ー黒田進」日本で、シャンソンを専門に歌う「シャンソン歌手」が登場したのは、戦後のことである。宝塚OBの橘薫さん(昭和5年にレビュー「パリ・ゼット」で「すみれの花咲く頃」を歌った人)が、その開祖だ。そして、パリの視察から…

御礼「また来る春ー高野圭吾絵画展」

「また来る春ー高野圭吾絵画展」 短い時間でしたが、無事に終了いたしました。 お力添えと応援を頂いた皆様、そしてご来場くださった方々に、心より感謝いたします。展覧会の様子を動画にしました。 https://t.co/0VejIkniN0よろしければ、御高覧ください。