2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
「また来る春ー高野圭吾絵画展」シャンソンの訳詞家として知られる高野圭吾さんは、画家としても素晴らしい作品を遺されました。 この度、高野さんの17回忌を追悼し、故郷の札幌で小さな絵画展を開く運びとなりました。高野さんは、他の歌手からシャンソンの…
ジョルジュ・ミルトンをめぐる冒険《下》 ー歌手・照井詠三前回紹介したフランスの歌手で喜劇役者のジョルジュ・ミルトン。 1932年(昭和7年)、彼が主人公「ブーブール」を演じたもうひとつの映画「靴屋の大将(Le Roi du Cirage=靴磨きの王様)」が、フランス…
「シャンソンマガジン 2021年冬号」が発売されました。 この度「イヴ・モンタン特集」に、拙いながら寄稿いたしました。お力添えくださった方々に、厚く御礼申し上げます。「PACIENCIAーイヴ・モンタンの生涯」モンタンのアーティストとしての生涯と政治的言…
ジョルジュ・ミルトンをめぐる冒険《上》 ☆「モン・パパ」巴合戦いまではすっかり忘れ去られているが、戦前の日本でフランスの男性シャンソン歌手、ジョルジュ・ミルトン(Georges Milton)が、大変な人気だったことがある。ミルトンは、1886年(明治19年)フラ…
「越路吹雪の肖像画」昭和31年の雑誌「美術手帖」には、シャンソン評論家の蘆原英了による「シャンソンと画家たち」が連載されている。 内容は、ロートレックが描いたイヴェット・ギルベール、アリスティード・ブリュアンの肖像画、さらにはシャンソンの楽譜…
https://youtu.be/sWa6AktnxmQ10月に亡くなった、札幌でシャンソン歌手として活躍されていたマサシさんの最期のライブ映像を観ました。 数年前、私がたびたびお邪魔しているライブバー「Voice」さんにマサシさんがご出演されたのを機に、華やかなステージを…
札幌在住の三神恵爾様が発行する個人文芸誌『がいこつ亭 105号』に寄稿しました。峰 艶二郎 「水の悟りーふたたび、ひがしのひとし」ひがしのさんは、フランスの男性シンガーソングライターのジョルジュ・ブラッサンスの影響を受けて、フォークシンガーとし…
日本最初の来日シャンソン歌手日本で最初に来日したフランスのシャンソン歌手といえば、昭和28年に読売新聞社主催で公演を開いたダミア(Damia)だと言われている。日本でシャンソンがブームになったのは、ダミアの来日がきっかけだったとも言われているくらい…