2022.3.20.北海道新聞の日曜版に、文芸評論家の田中綾先生が、拙著『戦前日本シャンソン史』を紹介してくださいました。
田中先生は、私の大学時代の恩師です。
私は高校時代から文学や古い音楽などが好きな「変わった子」でした。それゆえ、学校生活は馴染めませんでした。
そんなときに、大学受験のオープンキャンパスで、田中先生と出会い、面談をしてくださいました。そこで私の趣味嗜好に深く共感していただいたことで、私の未来に光が射しました。
そして、無事に大学に合格し、田中先生のもとで教えを受けることができました。
田中先生は私に、文学、映画、美術、演劇、音楽などの芸術文化、そして厳しく孤高な批評精神を、教示してくださいました。
私がいま、文章を執筆しているのは、その教えがあったからです。
田中先生の批評眼に、拙著を留めていただいたのは、私にとってどんな文学賞よりも栄誉なことです。
心より感謝し、今後も一層精進して参ります。
峰 艶二郎