シャンソン愛

峰艶二郎(みね えんじろう)による、シャンソンについて綴るブログです。著書『戦前日本 シャンソン史』(1500円.完売)。htmt-mth@ezweb.ne.jp

「Song Book 春のめざめ」を観に行きました。

「Song Book 春のめざめ」を観に行きました。

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札幌在住のシャンソン歌手・NAOMIさん主催のライブに伺いました。
ご出演は、八田朋子さん、レオンさん、ピアニストの平岡健一さん、アコーディオニストの田村賢太郎さん。

八田さん、レオンさん、田村さんは、東京でご活躍されてます。
八田さん、レオンさんはライブ配信で拝見しておりましたので、生でお二人のステージを堪能できて幸せでした。恥ずかしいくらいテンションが上がっちゃいました。田村さんは、昨年の札幌でのライブで拝見して以来で、迫力ある伴奏にワクワクしました。

印象に残った楽曲を紹介します。

NAOMIさん「モンマルトルの丘」
昨年生誕100年を迎えたコラ・ヴォケール、今年生誕100年を迎えるムルージ等の楽曲として知られる美しいシャンソン。淡い逢瀬のひとときと、それを偲ぶ切なさを、月明かりのように淡くしっとりと歌われておりました。

八田朋子さん「優しきフランス」
第二次世界大戦中にフランスがナチスドイツに占領された際、シャルル・トレネが歌った故国賛美のシャンソン。フランスの美しい風景を讃える歌詞は、戦時下のフランス人に支持されました。
八田さんは「歌い手として、コロナや戦争で傷ついた世の中で何ができるか」を課題として、北海道に来られたそうです。八田さんの甘い歌声とピアノとアコーディオンの華やかな伴奏は、素晴らしかったです。それゆえ、私は戦時下のフランスを思わずにはいられなくなりました。戦争が起こり得る世の中について考えるのが、いまという時期なのだと思います。

レオンさん「雪が降る」
アダモがフランスで発表後、日本語でもレコード化したシャンソン
「春のめざめ」とはいえ、突然雪が降りだすのが札幌の気候です。その地域性に根差した選曲が面白いと思いましたし、ダイナミックな歌声も楽しませていただきました。

今後も、この企画ライブは続くとのことです。
北海道にシャンソンが広がるアンテナとなることを願っております。