苫小牧のシャンソニエ「カプリス」さんにゲスト出演されている、あみ様のライブに行ってきました。
あみ様とは、Facebookを通じてお話しさせていただいたりしておりましたが、実際にお会いするのははじめてでした。
諸事情で、1部で失礼してしまい申し訳なかったです。
あみ様のステージは、可憐さに満ち溢れておりました。
あみ様が、愛をテーマにしたシャンソンやカンツォーネ、日本の楽曲を歌われる眼差しが、桜吹雪のなかに佇んでいるかのように潤んでいたのが、印象的でした。
あみ様が桜なら、ピアニストの今野勝晴様の伴奏は、水が澄んだ白川のように洗練とされてました。
お二人が、ステージにひとつの春の景色を作っているように思われました。
今回は、数曲リクエストさせていただきましたが、中でもカンツォーネの「逢いびき」が印象に残りました。
あみ様の「逢いびき」は、どこにでもいるアラサーの澄ました顔をしたOLが電話が鳴り響くオフィスの中で、自分の不倫の呵責を自問自答する様子が、描かれています。
こういう女性、もしかしたら自分の職場にも…という危うさがあります。
これは90年代から2000年代の「月9」のドラマを見ているような感覚です。
その頃は、昼間に学校や会社などの社会生活を過ごして、夜に帰宅した後はテレビドラマを見ながら、作り物だけど現実味のある社会生活を擬似体験していたように思います。
あみ様の「逢いびき」には、歌の世界を擬似体験させるリアルさがありました。
帰り際、写真を撮っていただきました。
拙著を紹介くださったので、あみ様が出演される「パリ祭」のチラシをご紹介させていただきます。