シャンソン愛

峰艶二郎(みね えんじろう)による、シャンソンについて綴るブログです。著書『戦前日本 シャンソン史』(1500円.完売)。htmt-mth@ezweb.ne.jp

大盛況だった「北のパリ祭」

昨日、大盛況だった「北のパリ祭」。
私は裏方として参加しました。

とはいえ、私は舞台関係者ではないので、舞台裏でやらなければならないことは何も分かりません。
ステージの中心を決めるバミ(目印のシール)の貼り方、マイクのコードの巻き方など、ひとつひとつを出演者の皆様に教わりました。
コードに至っては最後まで上手く巻くことができず、出番待ちの衣装を着た出演者の皆様のお手を煩わせてしまい、次はきちんと出来るようになろうと反省しました。

裏方として公演に関わるなかで、印象に残ったことをひとつ。
今回の「北のパリ祭」は2部構成でしたが、合間の休憩時間には、毎年「北のパリ祭」に参加され、昨年亡くなられた歌手のマサシさんの映像が3曲分、流されました。
その時間は、15時50分~16時08分と事前に決められていました。でも、スクリーンや映写機をステージに設置する時間を入れると、時間内に3曲流すことができない可能性があります。
途中で、映像を中断することも念頭に入れて、私はタイムキーパーをしていました。
そして、マサシさんが歌い終わった時間が、ぴったり16時08分!
マサシさん、ご自身の出番を天国からつとめられたのですね。

カーテンコールでは、思いがけず私の名前を呼んでいただき、ステージに上がらせていただきました。
出演者の皆様が、舞台袖の私の方を見たので、アワアワしてしまいました。
ふつつかにも関わらず、素晴らしい歌い手の皆様の列に加えていただき、胸が一杯になりました。

私にとって「北のパリ祭」は感動の場であり、学びの場。
来年は、6月25日(日)に開催予定だそうです。
また何らかのかたちで、関わらせていただければ幸いです。