札幌在住の三神恵爾様が発行する個人文芸誌
『がいこつ亭 108号』
に寄稿しました。
渡辺はま子さんの戦前のヒット曲「支那の夜」は、フランスのシャンソンをもとに作られたという内容です。
最近は、シャンソンをもとに日本で作られた歌謡曲「和製シャンソン」に興味があります。この「和製シャンソン史」もまた、戦前から現代まで奥深い歴史を辿っています。
今後の研究テーマになる予感。
誌面は、凶弾に倒れた元首相を扱ったものが一番重い。
訃報に接し、氏が信奉していた三島由紀夫を思う。三島が愛読した『葉隠』のなかにある「大義の死」、連日の報道と照らし合わせるに、それとは符合せぬ。
戦争や感染症による、不条理な死を「寿命」と言われかねない時代である。それでも僕らは生きねばならない。