2019-06-11 「毒弾詩ー津軽方言詩とシャンソン歌手・くどうべん」 札幌在住の三神恵爾さん発行 文芸誌「がいこつ亭 100号」 に寄稿した。峰艶二郎「毒弾詩ー津軽方言詩とシャンソン歌手・くどうべん」くどうべん(工藤勉)は、青森出身のシャンソン歌手で、自身のレパートリーを津軽弁で歌い、人気を博した。 シャンソン界には、方言を用いてシャンソンを歌う人がいるが、くどうは彼らとは一線画している。 彼の津軽方言詩を織り混ぜたシャンソンは、戦後日本の都市中心社会へのアイロニーである。くどうべんのシャンソンを通じて、歌で時代を照射する意義を考えていきたい。