シャンソン愛

峰艶二郎(みね えんじろう)による、シャンソンについて綴るブログです。著書『戦前日本 シャンソン史』(1500円.完売)。htmt-mth@ezweb.ne.jp

「毒弾詩ー津軽方言詩とシャンソン歌手・くどうべん」

f:id:enjiro:20190611180643j:plain
札幌在住の三神恵爾さん発行
文芸誌「がいこつ亭 100号」 
に寄稿した。

峰艶二郎「毒弾詩ー津軽方言詩とシャンソン歌手・くどうべん」

くどうべん(工藤勉)は、青森出身のシャンソン歌手で、自身のレパートリーを津軽弁で歌い、人気を博した。
シャンソン界には、方言を用いてシャンソンを歌う人がいるが、くどうは彼らとは一線画している。
彼の津軽方言詩を織り混ぜたシャンソンは、戦後日本の都市中心社会へのアイロニーである。

くどうべんのシャンソンを通じて、歌で時代を照射する意義を考えていきたい。